現金に関税はかかるか

ほとんどの国で、一定金額以上の現金を持ち出したり、持ち込んだりする場合には空港内の税関にて申告が必要となります。各国で申告しなくともよい金額を超えているような場合で、無申告で出ようとすると現金そのものを没収されることもあります。

出国(持ち出し)、入国(持ち込み)の双方でそれぞれの国における現金で申告が必要となる額を事前に調べておく必要があります。

なお、金額によっては事前許可等がさらに必要なケースもありますが、現金そのものには関税はかかりません(※現金は物品ではない為)。

税関にて申告が必要な金額の例

現金の持ち込みや持ち出しで申告や許可が必要となる額
国名 申告や許可が必要な金額
米国 1万米ドル以上
EU 1万ユーロ以上
日本 100万円相当額(現金のほか、外貨、トラベラーズチェック、有価証券含む)
中国 2万元以上、外貨5000米ドル相当
インドネシア 現金1億ルピア以上を持ち込む場合は事前に税関による偽札鑑別必要、持ち出しの場合は事前に中央銀行の許可が必要。