関税の算出に適用されるレート

外国から日本に入ってくる物品にかかる「関税」と「消費税」はどちらも日本円で支払うことになります。このため、物品の価格や輸送費・保険費がすべて円建てではない限り、必ず為替の影響を受けることになります。

関税の計算においては、課税価格を合算し、それに関税率をかける形で算出されます。したがって、この課税価格の合計を日本円にしてやる必要があります。運賃やインボイスに記載の価格のすべての通貨単位は、別々になっていることも珍しくありません。

関税の計算に用いる為替レートは、輸入申告する日の週からみて、前々週の平均レートを用いることになります。具体的に言えば、銀行同士の直物取引の中心相場の平均値を見ます。レートについては財務省のホームページでも適用期間ごとに公開されています。

財務省(課税価格の換算に用いる外国為替相場)