Exciseとは物品税のことで、指定した物に対して課せられます。たとえばインドでExcise Dutyといえば、国内で製造されている製品に対して12%乗せられています。製品によってはこの税率が変わります。タイなどでは、自動車や奢侈品、電気製品等品目を指定して課せられています。
一般に、物品税は製造者が支払う税金となっており、購入者が支払う付加価値税(VAT)とは性質を異にします。
物品の販売時等にかかる消費税は、付加価値税の一種ですが、消費に対しての課税です。物品税であるExciseは製品の製造に対して掛けられる内国税の一種です。
ただ、関税とともに税関が所管している国もあり、輸入品に対し、関税をのせた金額に対して物品税がさらに掛けられることは品目によってはよくあります。物品税と付加価値税を分けて双方徴収する場合もあり、輸入する際のコストを検討する場合、関税以外にもこうしたコストがかかることを念頭におく必要があります。