日本税関は、英文でも手続きの方法や課税価格の計算方法について詳細な説明を公開していますが、日本語における関税の「加算要素」という用語については英単語を割り当てていません。加算要素について説明したどのページでも英語で加算要素に相当する英単語を用いず、関税評価額の説明の下りにて以下のような内容にて記載されています。
the customs value of imported goods shall be the transaction value, that is the price actually paid or payable by the buyer to or for the benefit of the seller for the imported goods relating to the import transaction, plus the cost of transport, etc., as enumerated below, to the extent that they are not included in the price actually paid or payable for the goods.
上記から加算要素のみを抽出して英訳するのであれば、”cost that are not included in the price actually paid or payable for the goods”となります。
海外の取引先に対し、日本に物品を輸入する場合にかかる関税や消費税などの説明をする際に、日本の課税評価額の決定方法については意外と英語で説明する機会も多いかもしれません。
課税評価額はtaxable valueとなり、CIF価格を構成する売価と輸送費、保険費用は、wholesale price, freight and insuranceとなります。